みるめ

そこがいいんじゃない。

スローリーディング 大好きだった読書に帰ろう

高校の頃から読書が好きだ。
しかし、どうも社会人になって小説を読む量が少なくなってしまった。
このことが自分のココロを貧しくしてしまった気がする。

なにごとにも効率と結果を求めて、読書にまで即効的なものを求める。

主に自己啓発の本やハウツー本を読み、さらにそのなかでもエッセンスだけを抜き取ろうとする。


読書は自分との対話。

小説、物語を読むことの面白さは、自分で解釈することにある。
一瞬、意味不明な村上春樹の小説があれほど人気なのは解釈の余地が大きいからなのだろう。

学びよりも気付きが大事と言われるけれども、自己啓発本よりも小説の方が自分との対話の中で気付きに近いものが得られるのではないだろうか。

自分との対話をするためには、多読よりも速読よりもスローリーディングだろう。

30を過ぎて身体の下降を感じはじめたけれども、こんなところにもむかしできていたことが今はできなくなっていたことがあった。

読書が嫌いになる前にきづいて良かった。大好きだった読書に帰ろう。